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2011-06

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監督

朝、通勤でマンションの建設現場の前を通る。
ちょうど朝礼をやっていることが多い。

道路に面した空き地に、数十人の作業員がずらりと揃って
俺の方を向いている。
様々な格好をして、所謂海千山千的な逞しさを滲みだしている。
なんだか睨みつけているようにも見えなくもない。
ちょっと怯んでしまいそうになるが、もちろん俺を見ているわけではない。
作業員の視線を一身に受けている男はたぶん現場監督だろう。

監督はほとんど俺に背中を向けている。
がっちりした体格で、作業服の上からワンショルダーバッグを
たすき掛けしている。朝礼中もしょったままだ。
それがなんだか可愛い感じがしてしまう。

朝礼で多分伝達事項を話しているのだろう。
あまり聞き取れないが「今日の工程は1階の~」なんて言っている。
だが、案外明るく気さくな話し方をするのだ。

たまにこちら側に顔を向けたこともあるが、日焼けした童顔でニコニコしていた。
監督から連想する威圧感は微塵もない。

そんなのでなめられたりしないのだろうかとか思ってしまった。
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電気店

大型電気店が好きだ。
毎日でも行きたい。

電気店の店員以外にも携帯会社やメーカーの人も店頭に立っている。
別のメーカーの商品のことをきかれたらどんな対応するのかな。


メーカーロゴの付いた派手なポロシャツをきている兄ちゃんを見つけた。
ずいぶん肩幅のある身体で、ぴちぴちのポロシャツが眩し過ぎる。
兄ちゃんの身体が反ったりよじれたりするとき、自然に乳首の「点」を探してしまう。
メガネをかけた四角い顔は真面目そうだ。
薄い色のチノパンを穿いているのだが、前も後ろもしっかり盛り上がっている。

ほとんどの客は兄ちゃんの商品に興味を示さないが、健気に売場を回っている。
兄ちゃんを好きに出来るなら、買ってもいいよ。

でも何に使ったらいいのかよくわからないな。
ドットインパクトプリンター。
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朝のホテル

ホテルは、
虚栄心や名誉欲や権力欲を誇示する場所であるのかも知れないが、
睡眠欲や食欲、性欲など人間の根源的な欲求を満たす場所であるのは、
言うまでもない。

ある意味、発展場と比較しても決して負けないくらいのパフォーマンスを
持っているのに、ホテルではなぜか厳格な作法や優美な振る舞いを要求される。
腰巻タオル一つで館内をうろうろするわけにはいかないのだ。
それを理不尽ととるか、魅力ととるのかは分かれる所だろう。

バブルを経験した世代には後者が多いのかも知れない。
「イブはホテルのスイートで」とか流行ったものだが、それにしても、
性愛の契機にキリストの誕生日まで担ぎ出す旺盛さは何だったのだろうか。

若い人は、そういう虚飾みたいな遊びを楽しいと感じない人が多いと聞く。
それを簡単に「等身大」とかと言ってしまうのもどうかとは思う。
今の40代以下が、お茶屋で遊んだりしないのと同じようなことかも知れない。

俺の場合どうなのか。
俺自身が好んでシティホテルを使うということはあまりない。
でも、仕事や披露宴などでホテルに行くのは、やはり楽しいと感じる。
豪華なことや美しいことを単純に喜んでいる。

そういう機会に撮った写真をこれまでにもいくつか掲載してきた。
しかし、見事にオナニー臭しかしなかった。
所謂「リアル充実」感が皆無なのだ。まぁ当然なのだが。

朝、朝食を取りに行くために、エレベーターを待つ。
扉が開いた途端、先に乗っていたカップルと目が合う。
一瞬なんともいえないエロを嗅ぎ取ってしまう。

ああいう感じは出せないものだろうか。
これは自由研究の課題としてはかなり難易度が高い。

で、これはどうだろう。
濃厚な長い夜を過ごした朝のホテルの廊下。
昨夜の余韻を残したスナップ写真みたいな感じはしないだろうか?



どう見てもいつもの自分撮りか…
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バーテンダー

業界の研修みたいなものがありX市で1泊した。
何十人もの団体だが、結局同じ会社の連中で固まって行動した。

夜は色々お楽しみを計画しているらしいが、
俺はきっぱりと不参加宣言して、一人で街に出た。
たったそれだけのことで、街がみるみる輝きだした。

(自由だ!自由を手に入れたんだ!)

電車を待つ人、地下街ですれ違う人、みんなに祝福されているみたいだ。
なんだか芝居じみた全能感と多幸感が湧いてきて、人けが無くなった
夜のオフィス街の歩道でスキップでもしたい気分だった。

本当にいい街だなぁ。
さぁどこへ行こう。何を食べよう。
もしかしたらこの街で、素晴らしい出会いが待っているかもしれないぞ。


----------------------------------


しかし…
結局またしても発展場&ラーメンを辿っただけだった。
今回は不発ではなかったが、ホテルへの帰りの街並は急に褪色して見えた。

思ったより早く帰ってきてしまった。
すぐに寝るのも虚しかったので、ホテルのバーに行ってみた。

カウンター席の真ん中に通された。
一人だからだろうか、そうされることがよくある。
孤独に見えるのかな。
別に会話が欲しいわけじゃない。
そういう配慮はなんだか苦手だな。

水割りを頼んだ。
バーテンダーはしばらく俺の目の前にいた。
なにか話すべきだろうか。
しかし、俺が黙っている限り、バーテンダーも黙っている。
果てしなく話しかけてくるサービス業もあるが、
さすがにその辺心得ているのかな。

カウンターの端に常連らしい若いカップルが入ってきた。
「こんばんはー」
二人ともブランドのバッグが妙に目に付く。
バーテンダーは二人の方に近付いて行った。

俺は彼らの会話を聞いていた。
二人はどうやら医者らしい。開業医の息子か?
とにかく忙しいと何度も言っていた。

ちょうど飲みほしたことろに違うバーテンダーが俺の前に来た。
最初のバーテンダーはジャニーズ風のイケメンだったが、
彼はずんぐりむっくりで、真っ白の制服が鳩胸を締めつけて、
ちょっと窮屈そうだ。
そのうえ西郷隆盛みたいな顔つきだ。
髪型はちょっと古風な感じで、太そうな剛毛をかちっと固めてる。
保守的なホテルだからだろうか。

「(おかわり)いかがですか?」
低い声で静かに俺にきいてきた。
もちろん頂くに決まっている。
空になったグラスにすっと手が伸びてきて、袖口から手首が見えた。
おお、毛深い。
ごつごつした手のひらの小指の付け根のあたりにも、刷毛のような
毛が生えていた。

彼は俺の目の前で水割りをつくる。
慎重に新しいグラスを掴んで、静かにカウンターに載せる。
動作はきびきびしているんだが、グラスが着地寸前に急にスローになって、
コツりとも音がしない。
氷だけを入れ、しっかりと左手でグラスを掴んで固定して、銀のマドラーで
くるくると何度も何度もかき回す。

じっと見つめていると、なんだか卑猥な妄想が湧いてくる。

グラスを筒状にグリップする左手がいやらしい。
念入りに氷をかき回して、グラスが十分冷えたらウイスキーを注いだ。
射精の暗喩なのかもしれない。
では、ミネラルウオーターはなんだろう。

「お待たせいたしました」
彼はそっとグラスを差し出した。

なにか会話をすべきなのかな。
こんな時に「いい身体してますね」なんてさらっと言えたらいいだろうな。
色々悶々としていたが、結局なにも言えなかった。

なんだか変な感じになってしまった。
存在意義みたいなものに疑問が…

仕方なく(?)部屋に戻っている若い奴を「奢ってやるから来い」と
携帯で呼び出した。
こいつも所謂「飲む打つ買う」的なものを露骨に好まない奴で、旅先の
色々な物を見たがっているようだったし、夜のお付き合いもあまり積極的で
はなかったみたいだ。
しかし、まだ若いのだから、あえて生贄にしておいたのだ。

奴はすぐにやってきた。

結局日頃のグチを二人で話した。


一人の自由を謳歌するつもりが、孤独に耐えられなかったというお話。
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