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2011-08

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夏を抱きしめて

「てっきり男が好きかと思ってた…」

宴席は一瞬で静まりかえった。

半分冗談みたいなつもりでウケを狙ったのだろうが、みんな引いた。
いや、実際全然面白くないのだ。
なんでFはこういう形で自己主張みたいないことをするのだろう。

「…この何年間か一切浮いた話も聞いたことなかったし…」

まだ言うのか。
だからおまえはウケないって。雰囲気潰すなよ。

俺は恐る恐る暴言を浴びせられた森脇の顔を見た。
無表情で反論する様子はない。
そりゃそうだろう。
とにかく真面目でそういうはなしをしない奴だから、
「女好きです」とも言えないだろう。

なんでこんな真面目な奴をいじめるのかな。
俺はFに腹が立ってきた。

森脇は会社をやめる。
それで俺は送別会に呼ばれたのだ。
別の部署ではあるが、長い付き合いでもあるので出席した。

森脇はまだ若い。所謂氷河期世代だ。
こんな会社でも入るのには結構大変だったのだろうと思う。
しかしつくづくこの仕事が嫌になったらしい。

こういうFみたいな奴が上司だというのもあるのかな。

森脇とは席が離れているが、何度もやってきては俺に酒を注いでくれる。

Fとは違う上司を渇望していたのだろうか。
もし俺が森脇の上司だとしても、うまくやれたかどうか。


二次会はカラオケに行った。
森脇はちゃっかり俺の隣に座った。

酔っぱらってるのか、俺の腹を触ってはケラケラ笑う。
さっきのこともあるので俺は何度も手を払いのけるだが、すぐに触りだす。
しかも膝はくっついてる。

(これはもしかして…)

その時、ディスプレイに『夏を抱きしめて』と出た。
俺の番がまわってきた。


(↓超参考)



自分の順番でマイクを取るのがなぜか気恥かしい。


♪夜も眠れないほど 胸をしめつける想い~


それまで好き勝手にしゃべっていたみんなが静かになった。
手拍子を叩いてる。
一緒に歌ってるのもいる。
 
それは「俺が」歌っているからに他ならない。

言っておくが俺は音痴だ。
しかし俺は他の部署の人間で、しかもこの中では年齢も役職も上だ。
だから気を使ってもらってるのだ。
わかってる。


♪僕の腕の中 無邪気に笑う君を守りたい

 この想いは 変えられない いつまでも


だがいい。
音痴でも、がなってても、それでも気持ちいい。
段々と陶酔してくる。
俺の現実では絶対起こり得ない歌詞の世界に
なぜかシンパシーを感じてる。


♪渇く風の中 壊れそうなほど君を抱きしめたい
 
 この気持ちは 止められない 好きだよ


俺は歌いながら森脇をみつめた。
なんだか真剣に聴いてるようにも見える 。


♪この愛信じて 熱く揺れてる夏を抱きしめて
 
 越えてゆける 秋も冬も

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スイミングスクール

今年も暑かったけど、もう終わりかな?

しかし子供の頃の夏の方がもっと暑かったかように思う。
うまく言えないが子供の頃の夏は本当に夏らしい夏だったと思う。

中一の夏休み。
俺は夏だけのスイミングスクールに入れられた。
小学校高学年から毎年夏休みに通っていたのだが、
中学生になるとさすがに恥ずかしかった。
まわりの友達も誰行かないようだった。

嫌で仕方なかったが何かに釣られたのか結局親に従った。
でも行ってみたら、同じ中学のクラスの羽田君が来ていて嬉しかった。
俺は羽田君とばかりペアを組んだり話したりしていた。

天候にもよるのだが、ほとんどは屋外のプールを使用した。
木々の緑、青いプールの底、白いコンクリート、赤い水泳帽。
視界のすべてが原色に輝くまさに夏らしい夏だった。

だがその年の夏は今までの夏とはちょっと違う感覚があった。

まず指導員。
まっ黒に焼けて、厚い胸板と割れた腹筋は、映画に出てくる
外国人みたいだなとあらためて思った。

それよりもなによりも派手な柄のビキニ型の水着が許せなかった。
卑猥すぎる。
毛ははみ出ているし、巨大な芋虫みたいなのが今にも暴れ出てきそうに
してるじゃないか。
オッサン(といっても20代だろう)正気か?
そんな恰好で真面目に指導してるのがどう考えてもおかしい。
俺はこの風紀の乱れに一人で憤慨していた。

去年はまったく意識してなかったのに。

次にその指導員に馴れ馴れしくつきまとう丸顔の女子。
多分年は俺と変わらないのだろうが、発育が早い感じだった。
ちょっとがんばって泳ぐと甘えたように指導員にまとわりつく。
指導員もこの女子ばっかり教えているようにみえる。

羽田君とは指導員の体格や芋虫については話さなかったが、
この女子についての感想は同じだった。
女子のことを「ブタネコ」と名付けて悪口を言っていた。
表向きはエコヒイキを批判していたが、内心は性についての
幼い嫌悪感が出ていたのではないだろうか。

思春期だったのだろうな。


でも一番嫌だったのは、水泳をすることによって俺の体格が変わったとか
言われることだった。
なんだか無茶苦茶恥ずかしかったのを覚えてる。
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誰もいない海

umi.jpg

自由研究シリーズとして「家族と海水浴に来てるのんけパパ」をぜひ演じてみたい。

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いいね!

松下からFacebookの友達リクエストが来た。

俺はFacebookのアカウントをとってからずっと放置していた。
面白さとか便利さがよくわからないのだ。
ちょっと知り合いを探してそのまま。

ただ同じ会社のTさんのプロフィール画像がカッコ良かった。
「いいね!」をつけたいくらいだ。
スーツ姿しか見たことがないから、白のTシャツ姿が新鮮で、
思ったよりいい体格してる。
「興味・関心」が女優とか、女性のページばっかりだった。
おっさん、なかなか助平だなと思ったものだ。


俺はさっそく松下と「友達」になった。(なんか変だが)

松下はつい最近Facebookをはじめたみたいだ。
すごい勢いで友達を増やしている。

やっぱり付き合いが広いなぁ。

松下が誰と友達になり、どんなことに「いいね!」を付けてるかは
俺のニュースフィードに逐一流れてくる。


「松下さんがプロフィールの恋愛対象を修正しました」



そうだあの下世話な設問。
俺もそうだが答えていない人が結構いる。
さっそく松下のプロフィールを見に行った。

「恋愛対象 男性」

え?

まさか。
松下は既婚で女好き。自分の性別と間違ってるのだろう。
ちょっと笑ってしまった。

いいね!

しばらくの間、松下のプロフィールを見つめていた。
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サンプリング

目が合った。これは可能だろうと思った。
案の定ついてきた。
しかしあまり気がすすまない。


鏡のある部屋へ誘われた。
面倒くさいが従った。

鏡の前に俺を立たせて、背後から覆い被さってきた。
醜い自分の姿など見たくない。目を瞑った。


「すげー」と何回も言っている。


カサカサというあの音がする。

男はいつのまにかコンドームを用意していた。
あっという間に装着させられた。

あまりハードなことはやりたくないな…


「好き…好き…」

絶対にそんなわけないと思う。
そう言って興奮する人なのだろう。

偉そうなことを思っていても、すぐ絶頂に達してしまった。

最後の一滴まで搾り出したと同時に、男はコンドームの先っぽを
指で摘まんで俺のチンコから引っ剥がした。
液が漏れないようにコンドームの口を素早く結んだ。
男はそのコンドームを持って、そそくさと部屋を出て行ってしまった。

俺はしばらくの間そこにいたが、戻って来なかった。


何かに使うのだろうか。

いや、そんなことはない。
マグロにあきただけだろう。
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