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2014-09

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先生21

いつもと違う会場で会合があった。

幸運にも先生と一緒に帰ることができた。
どさくさに紛れて、かなり強引にご一緒させてもらった。
地下からつながる駅のコンコースは人で溢れていた。
俺はきっぷを買わずに改札を通るのが普通になっていたが、
先生はICカードを持っていないみたいだ。
電車はあまり乗らないのかもしれない。

きっぷ販売機を案内したら、先生はなかなか戻って来ない。
不安になって販売機の方を見た。
先生がいない!
はぐれてしまったか。
携帯番号など知らないから、これで終了じゃないか…

かなり動揺しながら必死で探したら、改札前できょろきょろ
している先生を発見した。
(先生も俺を探してるんだ)

俺を見つけたときの先生の笑顔。
たまらん。胸が締めつけられる。

この次の特快が先着だが、先生はそんなことには無頓着に
今到着した快速に乗り込もうとする。
少しでも長い時間、先生と一緒にすごせるなら大歓迎だ。

二人乗り込んだ電車は混んでいた。
吊革に掴まろうとしたら突然前後から手が飛び出してきて、
空いてる吊革はすべてふさがってしまった。
先生はといえば、しっかりと掴んでいる。
意外にもすばしっこい。
しかし俺を見て先生は、吊革の輪を握っている手を
45度ほど斜めにずらした。
そして俺に「半分使ってください」と言った。

やさしい。
なんでそんなにやさしいのだ。

じわりと幸福感みたいなものがこみ上げてきた。

俺は礼を言って、遠慮なく掴まらせてもらった。
先生の手に触れそうでいて触れない。いや、触れてはいけない。
今の俺と先生との心の距離そのものじゃないか。
でもそれは一概に哀しいことではないのかもしれない。

いい大人の二人が一つの吊革にぶら下がっている。まるで相合傘だ。
照れくさくなんかない。むしろ誇らしい。
俺の大好きな、そして尊敬する先生なのだから。

ドアの前、二人並んで車窓を眺めていた。
曲線のカント差で、街の灯が絶えず沈んだり迫り上がったりする。
電車は右に左に揺れながら、軽やかに走行していく。
俺と先生の身体も、右に左に揺れている。
今のこの先生との一体感だけで十分だ。

多分俺は今日のことを一生忘れないだろう。

先生が降りる駅に到着した。乗客がどっと降りた。
しかし俺も、ホームに降りた先生も立ち止まって対面したままだ。
ドアが閉まって、お互い大きくお辞儀をした。
電車が動き出しても先生はまだ同じ場所に立って俺を見てる。
俺は再度お辞儀をした。

先生、今まで色々本当にありがとう。
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先生20

スマホでFacebookのタイムラインを漫然と眺めていた。
見覚えのある記事がまた上がっている。

先日の会合で先生とロビーのソファに一緒に座っていた女の数日前の投稿だ。
軽く恋愛のことを書いていた。
俺とは一応友達で、数日前に確か「いいね!」を付けたはず。
今またあがってきたのは誰かがコメントを書いたか、「いいね!」を付けたかだろう。

「●●さんが『いいね!』と言っています。」

先生が「いいね!」を付けている!
度肝を抜いた。目を疑った。何度も見直した。
先生も「いいね!」を付けるのか…

しかも恋愛だって。
もうだめだ…
そりゃ、40何年間も生きてきたのだ。なにもないわけがない。
(俺は何もない)

先生のアクティビティは俺には見えないようになっているのか。

先生のページを見に行ったら、この女ともう友達になっている。
ちょっと俺と比べて早いじゃないか。

もうだめだ。

帰り道、月が明るかった。
中秋の名月か。
先生もこの月を見てるのだろうか。
たとえ見ていたとしても、心は別だな。
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先生19

面会を拒否されたので、おつりを封筒に入れて受付に言付けた。
これでいいや。
どうせお呼びだてしたところで、大して話すこともない。

家に帰ってから、急に心配になってきた。
封筒はちゃんと先生に手渡されるだろうか。
事務員が忘れたりしたら、俺はいい加減な奴と思われてしまう。

そうだ、おつりを預けたことを先生にメールをしよう。
とは言ってもPCの業務用メールしか知らない。
LINEや携帯メールみたいな感覚では使えない。
それでも、同乗のお礼と受付に預けた件を簡潔に書いて送信した。


今度は先生からの返事が来ないことが気になりだす。
もう切りがない。

夜中になって返事が来た。
単純に嬉しい。
先生からのプライベートなメールだ!!

しかし、メールには受付から連絡があったことが書かれていた。
だったら、礼のメールくらいくれるべきだろう。
いや待て、先生は俺からの言付けがあったことだけしか知らなかった、
おつりだとはわからなかったのかもしれない。
おつりだとわかったら、いくらなんでも礼のメールくらいするだろう。

いやいや待て。
受付から俺の言付けがあると聞いても、取りにいこうとは思わなかった、
ということじゃないか。
つまり、俺なんてどうでもいいということだ。
そうかそうか、やっぱりその程度の認識か。

いやいやいや待て。
先生は外出していて、受付から連絡を受けても、取りにいけなかったのかも
しれない…


もう本当に切りがない。
頭がおかしくなりそうだ。いやもうなっているか。

いい加減強制終了しなければいけないのかもしれない。

無理矢理に先生に手をだして終わらせるか(笑)
俺のトラウマのかつてのSさんみたいに。
考えてみれば、俺の「恋」みたいな経験はすべて悲しい結末しかない。

Sさん

輪島さん

Jさん

親友A

今回の結末もおそらく同じだろう。
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先生18

先日、先生と一緒にタクシーに乗った。
先生が先に降りて、その時に料金を手渡された。

おつりを返さなければ。
これが先生に近づく口実になるかもしれない。
浅はかな俺。

どうやって返そう。いつ返そう。
早い方がいいだろうか。
俺はきっちりした人間だと印象付けるべきかな。
それとも金に細かい奴だと思われるだろうか。
どうしよう。

結局先生の研究室へ行くことにした。
新しいワイシャツを着た。ズボンの筋もプレスし直した。
勇んで受付へ。

しかしアポなしでは会ってくれないそうだ。

今更ながら思い知った。
俺ごときが会える先生ではないということだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


え?これは現実。確かに現実だ。

先生はやはりゲイだったのか?
俺は薄目を開けて仰向けに寝ている。
先生が、俺の上にゆっくりと覆い被さろうとしている。
裸の先生。薄暗いので身体のディテールはわからない。
しかし、思った以上に逞しく若々しい。
発展場で待っているような感覚。そして、それが成功する瞬間に似てる。
来るのか?来るのか?
先生は本当に俺の上に乗ってきた。

明け方の夢だ。
これは現実だろうかと自問自答する変にリアリティのある夢だった。
チンコはカチカチに勃起していた。
握ってみた。

先生。
先生に会いたいよ。


冷静に考えて、あきらめるしかないのかもしれない。
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先生17

(つづき)
「そんなに急いで帰らなきゃいけないのですか?」

先生とタクシーに乗れたのは思いがけなく嬉しかった。
でもやはり、食事に誘うという企てが外れた不満もあったので、
酔いの勢いを借りてきいてみた。
一瞬変な空気になった。

俺も覚悟をきめた。
女が晩飯を作って待っているとか、
俺なんかには一切興味がないから、一緒に食事なんて行きたくないとか、
これですべてが明らかになるかもしれないからだ。

先生はいつもの優しい口調で話しだした。
「アマゾンの20時からの時間指定で本が来るんです。明日(の講座?で)
使うから、絶対受け取らないと…」

心の中のもやもやとした黒い塊が砕け散った。
思わず先生の横顔を見た。
太い眉毛の下、優しい眼差しがまっすぐ前を向いている。
(先生ごめん)
情けないことに、俺はまたまた先生を誤解していたのだ。
俺が思っている以上に熱心な先生だった。
先生の真面目さを思い知らされたようで、自分が恥ずかしくなる。

(宅配便を受け取る相手はいないということだ!!)

●●に到着し、先生だけが先に降りた。
俺がどこまで乗るかを先生は把握していたので、先生は予め左側に座っていた。

「先生、今日は本当にありがとうございました」
「こちらこそ、ありがとうございました」

ドアが閉まりあっという間に先生の姿は闇に消えてしまった。
俺はタクシーの中で、先生のことを思い返していたら、運転手さんが話しかけてきた。
「大学の先生ですか?」
「はい。○○○が専門の先生です。本当にすばらしい先生です!」
思わず、大きな声をだしてしまった。

(本当に大好きな先生なんです。好きで好きでどうしようもないのです)
と、今度は心の中でそっとつぶやいてみた。
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