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2015-09

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旅行

「そしたらチェックインして、汗流して、ちょっと休んで…行きましょうか」

伊東先生が静かに言った。
ぞくっとした。
強い日差しに照らされて、汗が水滴のように浮いた先生の額。
太い眉毛は相変わらず垂れていて、いつもの穏やかな眼差しはちっとも卑猥ではない。
短い頭髪から透けてみえる地肌もテカテカになってる。
ポロシャツの首から胸までは水を被ったように汗が浸みている。
いますぐ、厚い体に貼りついたシャツをはぎ取り、顔を埋めたい。

「僕は○○ホテルに泊まることになると思いますが、まだ決定ではありません。
 もう少し待ってください。今度の集まりでどこになったか言いますね」

夏の研修旅行で先生から、一緒のホテルに泊まろうと誘ってきたのだ。
まるで夢のようだった。
学生は銘々、グループになって好きなホテルに泊まっているのに。
先生との秘め事以外のなにものでもない。

旅行までは本当に待ち遠しかった。

待ちに待った初日、南国の陽光の中、これまた俺は先生と二人きりで市中を散策できた。
学生との会食が夕方からで、ぽっかり空いた時間に、先生がホテルに行こうと言い出した。

とは言っても、先生とは別の部屋。フロアも違う。
フロントでキーをもらい、二人でエレベーターに乗り込んだ。
俺が先に降りるときに、先生が聞いた。
「吉田さんの部屋は何号室ですか?」
(また嬉しがらせて!そんなの聞いて一体どうするんだよ)

俺は一旦部屋に入ったら、大急ぎで大浴場へ行った。
しかしかなり長湯をしたのに、先生は現われなかった。
なんだ部屋の風呂かよ!
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